『まゆみに自閉症の診断がつくまで』第3話

まゆみに自閉症の診断がつくまで　第3話

ママ友さんの子ども達は大体みんな一歳半前後だったと思います。普通の育児トークで交わされる何気ない言葉が、私には衝撃でした。まゆみの発達に関して自分の中で判断保留にしていた部分に、答えを突きつけられた瞬間です。やはり同年代の子と一緒の場にいると発達の遅れがよく分かりました。

よその子の発達の不安についてはママ友たちからしても「大丈夫だよ」としか言いようがないことも分かりますし、まず励まそうとしてくれる気持ちが有難かったのですが、「やっぱりうちの子だけ何か違う……」と再認識したことでどんどんと不安は膨らんでいきました。