はじめに
前回記事のエッセイ補足、特に「神経発達症」への名称変更の部分にはインスタやTwitterのDMなどから肯定的な反響を多くいただきました。読んでくださった皆さま、ありがとうございます!
「痴呆症」が「認知症」になったように、「精神分裂病」が「統合失調症」になったように、そして「広汎性発達障害」が「自閉スペクトラム症」になったように・・・上位カテゴリの「発達障害」も「神経発達症」として世間に浸透していくといいな。より適切な名称に変わって「症状が変化しうる」ことが広まれば、親が絶望してしまうことも、諦められてしまう子どもも減っていくかも…そうなるといいな、と思います。
第2話
Walker plusさんにて最新話が公開されたので、第2話をブログに掲載します。
『今日もまゆみは飛び跳ねる 〜自閉症のわが子とともに〜』
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まゆみの発達の遅れに気づき始めたころのお話です。
0歳のころから仲良くしてきたママ友さん達とだんだん話が合わなくなっていくのが辛くなってきていました。
リメイク前の投稿でも書いたかもしれませんが、このころはよく「可愛いまゆちゃん」「大丈夫だよ」と語りかけていました。「まゆみがどんな子でも大好き」というのは本心からの言葉ですが、まゆみに声を掛けながら自分の不安を鎮めていたのかもしれません。
ブログには漫画部分しか載せられないので、もしエッセイも読んであげるよ!って方はこちらのリンクからご覧ください^^
第2話+エッセイ「発達の遅れに気づき始めた一歳前半」
第3話はこちら
R5/07/28 Walker plusさんにて続く第3話が公開されました。こちらのリンクから続きが読めます。
いろんな遊びをして発達を促せば、遅れてでも定型発達の範囲に届くんじゃ?とアレコレ試していた時期から一歳半健診までのお話です。第4話の公開予定は8月11日(金)山の日、応援していただけるとうれしいです!
(最新話公開ごとに前話をブログに載せていく予定ですが、育児と仕事の都合により掲載が数日ほど遅れることがあるかもしれません🙇🏻♀️待てないと言ってくださる方は直接Walker Plusを見てね!)
ここからは第3話のエッセイについて書ききれなかったことを書いていきます。
夫:そてつについて
私の漫画がコメント可のニュースサイトに載ると、よく「旦那さん発達障害なのでは?」「遺伝では?」といったコメントがつきます。コメントした人は私を心配してくれてのことかもしれませんが、その発言で傷つく人がいるかもしれないので私の意見を書いておきますね。
確かに、夫は多少の特性はあるかもしれません。けれども、それは私を含めて誰しもが多かれ少なかれある部分だと思っています。第一回のエッセイでも触れた、発達のグラデーションですね。少なくとも夫は困らずに社会生活できている(=診断はつかない)レベルですし、なんならADHD傾向は私の方が強いです。
それに、私は特性があること自体をダメとは思っていません。いろんな人がいていいはず。ASD傾向が強くても、配偶者のことを理解しようとしたり対処法を覚えたりなどの努力をして上手くいっている夫婦もあるので、困難はあってもASDであることそれ自体が非難されることではないはずです。その辺の理解の輪を広げたくて漫画を描いてるところがあるので「親がASDでは」という部分を問題視されると己の力不足を感じちゃいます😂
既婚・未婚に関わらず、生きづらさを抱えながら必死に社会適応している人もたくさんいるので・・・神経発達症(発達障害)であること自体を責めないでほしいな。生まれ持つことは、本人にもどうすることもできない部分だからね。(ただ、夫婦で定型発達側の人が「自分の人生が犠牲になってる」と感じるくらい辛いなら無理してまで一緒にいることもないかなと・・・子どものことや経済的なこともあるので難しい判断になりますが・・・障害とか特性とか関係なく、どんな理由であれ傷つけられていい人なんていないので!)
結局のところ、配偶者が神経発達症(発達障害)かどうか・子どもの障害/特性がどちらの遺伝によるものかを確かめるよりも、夫婦として・家族として機能しているかが重要なんだと思います。こんなこと書いててうちも5年後どうなってるかは分かりませんが、もしどうにかなってるにしても夫の特性以外のところに理由があるのではないかな?実は夫の方が私に不満を持っている可能性については見て見ぬフリをしておこうと思います。
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