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私が漫画で伝えたいこと

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私が漫画で伝えたいこと

漫画の内容だけで伝えられたらそれが一番いいんでしょうけど、悲しいかな力不足なので言葉でもお伝えさせてください。私が漫画を描く理由は、大きく分けて3つあります。

私が漫画を描く理由①

私の娘、まゆみ知的障害自閉スペクトラム症という特性を持って生まれました。お腹にいたころに思い描いていた育児とはぜんぜん違う様相の「まゆみ育て」に、それはもう戸惑い、涙し、一生懸命もがいてきました。

 

だからこそ、同じ境遇で悩んでいる親御さんに「あなただけじゃないよ」と伝えたい。

 

障害児育児は、孤独や焦燥感との戦いだと思います。リアルでは仲間を見つけて仲良くなることもままなりません。そんな中で、SNS上での共感や励まし合いがとても大きな力になることを実体験から学びました。

「自分だけじゃないんだ」と思うことで、少しでも心強く思ってもらえたらいいな。

そんな思いで描いています。

私が漫画を描く理由②

世間では、特にネットでは「(知的)障害児を産んだら人生がめちゃくちゃになる」というような意見を目にすることがあります。

 

確かに、障害児を育てるのはとても大変です。明日のことすら考えられないほど追い詰められてしまうこともあるでしょう。でも、自分が当事者になって強く思うのは、「幸せになるのをあきらめたくない」ということです。

 

私の思う幸せとは、「日々を笑顔で過ごすこと」。まゆみはもちろん、まゆみの下に生まれたあずさも、夫も私も、みんなで幸せになりたい。そして、困難があったとしても、実際に幸せになれると信じていますし、そのための努力は惜しまないつもりです。

 

なので、私の漫画では障害に伴う大変さだけではなく、障害児も、障害児の親も、きょうだい児も、みんなフツーに幸せに過ごしてるよ!という希望の持てる内容を発信していきたい。

 

障害があるからといって不幸なわけではない、そんな認識を広めるための一助となっていければと思います。

私が漫画を描く理由③

インスタに投稿を始めてから、「これまで神経発達症(発達障害)に馴染みなく生きてきたけど、にれさんの漫画で関心を持ちました」というご感想をいただくことが増えてきました。本当にありがたいことです。

 

神経発達症(発達障害)の人たちもそうでない人たちも、みんなが生きやすい世の中になるように、神経発達症(発達障害)の理解の輪を広げていくお手伝いがしたい。

 

広い広いwebの世界で、ミジンコ並にちっぽけな存在である私がこんなことを主張するのもおこがましいかもしれませんが、周知や啓発といった活動に一役買えるなら本当にうれしく思います。

 

まとめ

私が漫画を描く理由は、以下の3点です。

 

①同じ境遇で悩んでいる親御さんに「あなただけじゃないよ」と伝えたい。

障害児家庭であっても希望の持てる内容を発信していきたい。

③誰もが生きやすい世の中になるように、神経発達症(発達障害)の理解の輪を広げるお手伝いがしたい。

 

最初は①だけで、同じ境遇の誰かを励ましたくて始めた漫画でしたが、そのうちフォロワーさんに自分が励まされるようになり、相互作用が生まれていく中でもっともっと何か出来ないだろうかと思うようになりました。

もしかすると、これから描き続けていくうちに新たな理由が出てくるかもしれませんが、今はこんな気持ちで描いています。

ほぼ文字ばっかりで長くなってしまいましたが、ここまで読んでくださった方、どうもありがとうございました!

 

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コメント

  1. おいやん より:

    あ〜、やっとコメント欄見つけた~。

    にれさんの言うところの

    「障害児も、障害児の親も、きょうだい児も、みんなフツーに幸せに過ごしてるよ!という希望の持てる内容を発信していきたい。」

    という気持ちに「いいね」を連打で贈りたい。
    それぞれの立場のひとがお互いの立場を理解あうだけで、皆がフツーで居ることができます。フツーで居ることが幸せの第一歩だと思うので。

  2. nire より:

    おいやんさん、お返事が遅くなってしまい申し訳ありません;;
    ブログにもコメントありがとうございます!

    「フツーで居ることが幸せの第一歩」、本当にそうですよね。
    それぞれのフツーをそれぞれが認め合えたら、障害のあるなしに関わらず、どんな人も行きやすい世の中になるような気がします。

    大変なことはありつつ(今のところ)笑顔で暮らせている『我が家のフツー』を発信することで、微力ながら相互理解を深める助けになれたらいいなと思います^^

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